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アマゾン、ロボコン責任者が多治見北高校生向けに講演

2017年7月26日 (水)
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ECアマゾンは25日、アマゾンロボティクスの研究先進開発責任者で「アマゾンロボティクスチャレンジ」のコンテスト責任者であるジョーイ・ダラム氏を招き、岐阜県立多治見北高校で講演会を同日実施したと発表した。

多治見北高校とアマゾンはこれまで何度も連携してきたが、アマゾンロボティクスの研究者が日本の高校生向けに講演を行うのは初めて。

今回の講演会は、アマゾン多治見フルフィルメントセンターとこれまで地域貢献活動で実績のある多治見北高校で実施。アマゾンロボティクスチャレンジの開催に合わせて来日したジョーイ氏が学校を訪問し、物理の授業に参加した後、体育館で生徒に向けて講演した。多治見北高校の全生徒800人や教員、古川多治見市長などが参加した。

ジョーイ氏は、生徒に向け「高校時代に関心を抱いてほしいこと」をテーマに講演を行い、「どのようにしたら世界の最新技術の研究の最前線に関われるのか」、また「高校時代に情熱を注ぐべきこと」などのメッセージを送った。

ロボティクスチャレンジには多治見北高校の生徒も招待しており、また、多治見北高校を今年卒業した現役大学生達で結成された「NEXT FUTURE」というボランティアチームが、生徒たちの案内役を含めた同コンテストのPRをサポートする。

講演を終えたジョーイ氏は、「日本の高校生に向けて、私の経験を基にした講演ができたのは大変貴重な機会だった。生徒たちは熱心に私の話を聞き、英語で積極的に質問をしていたのがとても印象的だった。多治見北高校から、未来のロボット開発者が誕生してもらえたら嬉しい」と感想を延べた。

参加した生徒からは「英語でジョーイさんに質問する体験が出来て、高校時代に学ぶことを、実際の社会に役立ててゆくことにつなげて欲しいという話が、とても良い刺激になった」と話した。

多治見市の古川雅典市長からは「アマゾンと多治見市とのこれまでの連携の実績によって、今回の講演会が実現したことを嬉しく思う」とコメントした。

アマゾンロボティクスチャレンジは、27日から30日の期間、「ロボカップ2017名古屋世界大会」が行われているポートメッセなごやで実施するロボットコンテスト。産業界と学術会のロボットコミュニティの結びつきを強めるとともに、最先端のロボットテクノロジーを用いて、倉庫内商品の自動ピッキングを実現するための共通でオープンな解決策を発見することを目的としている。