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ヤマト運輸、10日から水上バスで客貨混載実験

2017年8月3日 (木)

話題ヤマト運輸、東京都、東京都公園協会の3者は3日、ヤマト運輸が都所有防災船で平常時に公園協会が「東京水辺ライン」として旅客運航している水上バスを活用し、共同で「客貨混載」の実証実験を行うと発表した。

手ぶら観光サービスの拡充、CO2の削減と交通渋滞緩和の取り組みとしてモーダルシフトを進めるヤマト運輸と、災害時に帰宅困難者・医療器材・救援物資の輸送を円滑化したい東京都、公園協会の方向性が一致し、水上バスを活用した物資輸送の可能性を検証する。

今回の実験では、まず観光で東京都を訪れた顧客から預かる荷物を水上バスで輸送し、顧客が観光を楽しむ間に目的地まで配送することを想定。定期運航中の水上バスで模擬貨物を輸送し、搬入・搬出での所要時間や人員、船内の安全性確保のための人員配置、旅客輸送への影響などを確認する。その後、輸送ニーズとの適合性や課題の抽出を通じ、実現の可能性を検証していく。

実験は8月10日から31日まで実施し、初日の10日11時2分に墨田区吾妻橋で搬入、11時50分に明石町・聖路加ガーデン前で搬出作業を行う。模擬貨物(実験用コンテナ)を輸送し、荷役時間や必要人員、旅客輸送への影響を確認する。実験にはヤマト運輸の社員が同乗する。

■実施ルート:浅草(二天門)、墨田区吾妻橋、両国、明石町・聖路加ガーデン前の各船着場間