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北陸電力「基準満たしていることを確認」

志賀原発の放射能計算機プログラムに不具合

2017年8月7日 (月)

話題北陸電力は7日、志賀原子力発電所で使用している低レベル放射性廃棄物の放射能計算機でプログラムの不具合が見つかり、「極まれな頻度」ながら低レベル放射性廃棄物ドラム缶の放射能量を正確に測定・記録できない可能性があることが判明した、と発表した。

現時点でデータの確認ができていないドラム缶について、日本原燃の埋設事業変更許可申請時に設けられている低レベル放射性廃棄物ドラム缶の最大放射能濃度を同社が試算した結果、この埋設基準は満たすことを「確認した」としている。

同社はこれまで3840本の低レベル放射性廃棄物ドラム缶を日本原燃六ケ所低レベル放射性廃棄物埋設センターへ輸送し、埋設処分しているが、ドラム缶は埋設センターに輸送する前に1本ずつ測定装置で自動測定・記録を行い、放射能量を確認している。

8月4日、測定装置メーカーから測定したデータの一部データが正しく記録されない事象が「極まれに発生する可能性がある」との連絡を受け、自社が保有するデータを調査した結果、「3836本は、適切に放射能量が測定されている」ことを確認。データの確認ができていない4本についてもドラム缶の表面線量率から放射能量を「保守的に試算」した結果、埋設基準を満たしていた、としている。