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シチズン時計、鹿児島に精密部品の新工場棟建設

2017年8月29日 (火)

拠点・施設シチズン時計マニュファクチャリング(埼玉県所沢市)は29日、子会社のシチズン時計鹿児島(鹿児島県日置市)に工場棟を増設すると発表した。

シチズン時計鹿児島は腕時計部品の製造工場として1991年に創立。腕時計の駆動装置(ムーブメント)に使用する歯車・ネジ・チューブ・軸・ピン・機械式時計特殊部品など精密部品を製造している。5年ぶりとなる新工場棟の建設は2018年3月に竣工、4月に稼働を開始する計画。

増設する工場は2階建てで同敷地内に5つ目の工場棟となる。1階部分は製造工場でこれまで分散していた工程を集約。工場全体で製造用機械を最適に配置することで生産能力を向上させる。2階部分は新たに給食施設を伴う社員食堂を設け、従業員の働く環境の改善にも取り組む。

新工場棟を増設することで、今後需要が拡大した際にも柔軟な増産対応が可能となるとしている。

■新工場の概要
名称:シチズン時計鹿児島
所在地:鹿児島県日置市東市来町湯田5839-
生産品目:腕時計用部品
敷地面積:4万7947平方メートル
延床面積:2776平方メートル(1階部分2051平方メートル、2階部分725平方メートル)
構造:鉄骨造・一部2階建て、基礎RC鉄筋コンクリート、2階床鋼板デッキ上にコンクリート
投資金額:6億円
従業員数:350人(今後段階的に20人新規採用)
着工:2017年7月
竣工:2018年3月
稼動:2018年4月