ロジスティクス矢崎総業(東京都港区)は15日、静岡県裾野市の研究開発・管理拠点「Y-CITY」内に設置したイノベーション施設「Innovation Hub-REN(錬)」で、AI・ロボティクスを活用した次世代ものづくりに向けた取り組みを本格始動したと発表した。

▲遠隔支援ロボット(出所:矢崎総業)
同施設では、85年にわたり培ったものづくりの知見を生かし、自働機の検証から生産技術の構築までを一貫して実施する。開発初期段階で課題を解決するフロントローディングを推進し、顧客やパートナーとの連携強化によるリードタイム短縮と開発スピード向上につなげる。
また、人手に依存する工程へのAI・ロボティクス導入を進める。重量物搬送の負荷軽減や遠隔支援ロボットによる場所にとらわれない働き方の開拓を通じ、多様な人材が安心して働ける『人にやさしい工場』の実現を目指す。ロボットが人に代わるのではなく、人とロボットがそれぞれの強みを生かして協働する考え方を掲げる。
施設の特徴の一つが、自律的に学習し人の動きを再現するヒューマノイドロボットの導入。国内初と見込まれる運用体制を構築し、生産現場への早期導入を目指す。また、FACTORY Xと連携し、物流・生産活動を支える在庫管理について、経験や勘に依存しない戦略的な在庫最適化モデルの開発を進める。
さらに、東京科学大学とのヒューマノイドロボットや協働ロボット分野の共同研究、中国のAIソリューション企業との連携など、産学連携や企業間協業も推進する。
施設は裾野市御宿1500に立地し、敷地面積は1万2647平方メートル、延床面積は3682平方メートル。
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