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データマイン調べ

アジア→米国海上コンテナ、9月に過去最高記録

2017年10月11日 (水)

調査・データデータマイン(米国マイアミ)が11日に発表したアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績によると、9月は8.9%増(前年同月比)の136万TEUとなり、単月では過去最高を記録した。1月から9月までの累計も6.1%増の1153万TEUで過去最高を更新した。

国・地域別ではアジア発の64.9%を占める中国発が11.4%増、1-9月累計は8%増となった。2位の韓国発も14.7%増で、このうち36%を占める中国からの積み替え分が29.7%増えた。日本発(直航分)は5.8%の減少となったが、1-9月累計では4%増えている。

一方、釜山港経由などが多い日本発アジア積み替え分の動向は、2月以降増加傾向を示しており、1-3月が2万1417TEUだったのに対し、7-9月は3万1124TEUと3か月で1万TEUの伸びとなった。韓国だけでなく中国、シンガポール経由の積み替え分も同じ傾向を示しており、データマインでは「韓進海運破綻後の船社間のシェア変動と重ね合わせた分析が必要」と指摘している。