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日通、ビッグデータ用い物流拠点の最適配置を提案

2017年11月22日 (水)

財務・人事日本通運は22日、顧客が保有するビックデータを活用して物流拠点の最適配置分析を行う新機能を開発し、提供開始したと発表した。

顧客の海外進出は製造拠点を軸に拠点展開してきたが、近年は進出先の市場をターゲットとした販売活動に重点が移ってきており、製造から販売に至るグローバルサプライチェーンの最適化が求められている。海外での販売活動が拡大することで、従来対象としていた販売先の量的な拡大、再編が進んでおり、それに対応する物流拠点の追加、再編が課題となっている。

(出所:日本通運)

日通では、数十社の実事例を基に概念実証(POC)を行った結果、多くのケースで「現状と比べて2割程度の物流コストが削減可能と確認」できたため、この手法を用いた物流改善の提案を提供する。

この機能では、顧客が保有する既存物流拠点での入出庫データや販売先への受発注データなどのビックデータを活用し、物流の観点から科学的に分析を行うことで拠点の適合性判断、追加、再編につなげるプランニングが可能になるほか、全世界を分析対象地域としているため、今後の販売戦略に応じて国内ロジスティクス分析、国をまたぐ拠点の分析が可能となる。

また、物流コストの削減や納品リードタイムの短縮、拠点数の見直しなど、要望に応じた目的別に分析ができる。