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日通がモロッコに支店開設、日系フォワーダー初

2017年11月28日 (火)

拠点・施設日本通運は28日、欧州日通がモロッコのカサブランカ市に支店を開設し、12月1日から営業を開始すると発表した。

モロッコは経済特区制度を設けて外資系企業の誘致を積極化しており、日系自動車部品関連企業の進出も多い。近年は北部のタンジェ地中海港をゲートウェーとして北部・西部アフリカの物流ハブを目指し、政府が戦略的な施策を展開している。

ことし1月にはアフリカ連合(AU)への復帰に合意し、これを機に欧州だけでなくアフリカ諸国との経済的な結び付きが深まっていくとの期待が高まっており、日通では今後、欧州とアフリカ諸国の物流需要も増えていくとみて、欧州ネットワークをアフリカ域内まで拡大し、物流ビジネスの展開を図る。

モロッコ支店は8月のケニア支店に続き、アフリカで2か所目の営業拠点で、航空・海運輸出入フォワーディング、通関、倉庫、国内輸送サービスを提供する。