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住友電気工業、超硬インサート生産体制強化

2017年12月15日 (金)

拠点・施設住友電気工業は15日、ハードメタル事業の主力製品「超硬合金製刃先交換インサート」の生産拠点である北海道住電精密(北海道奈井江町)の生産体制強化に向けた設備投資を決定したと発表した。

北海道住電精密は、1980年の操業以来、高性能の超硬インサートを一貫生産し、国内外のユーザーに供給している。超硬インサートは、自動車産業からエネルギー、発電、航空宇宙などの幅広い機械加工分野で使用されており、近年は新興国の経済発展や自動車生産台数の増加を背景に、世界的に需要が拡大している。

住友電気工業社はこうした需要の拡大に対応するため、北海道住電精密の生産設備の増強ち新工場建屋建設を含む、80億円の設備投資を実施することを決定した。今回の設備投資によって、超硬インサートの生産能力を2割増強する。2019年12月の設備全面稼働を目指す。

■北海道住電精密の概要
所在地:北海道奈井江町776
事業内容:刃先交換型超硬切削工具、完粉(超硬合金用粉末)の製造
資本金:4億5000万円(住友電工ハードメタル100%出資)
設立:1972年7月
操業開始:1980年11月
投資額:80億円
稼働時期:2019年12月全面稼働予定