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大臣折衝、財務省が15年ぶりに自賠責へ返済合意

2017年12月18日 (月)

行政・団体国土交通省は18日、石井啓一国交相と麻生太郎財務相の大臣折衝により、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益から財務省へ貸し出された1兆1200億円のうち、財務省が23.2億円の返済に応じることになった。

自賠責保険の保険料の運用益のうち、1994年と95年に一般会計(財務省)へ1兆2000億円が貸し出され、これまでに6921億円が返済されたものの、利子相当額を含め6169億円が貸し出されたままとなっていた。

返済されたのは2003年度の596億円が最後で、今回は15年ぶりの返済で合意したことになる。

18日の大臣折衝で石井国交相は、自動車安全特別会計の被害者保護増進事業などを充実させるために18年度予算で一般会計から繰り戻すことを要求し、折衝の結果、自動車安全特別会計に23.2億円を繰り戻すことで合意した。また、次回の返済期限については、従来の7年から4年に短縮することも決めた。