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【決算】ヤマトHD、メール便減少も宅急便でカバー

2012年4月27日 (金)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高1,260,8321,236,5202.0%
営業利益66,65064,3143.6%
経常利益67,90265,9513.0%
当期純利益19,78633,207-40.4%

メディカルメール便減少も宅急便でカバー――国内
国内市場では、グループ内の経営資源を複合的に活用し、通信販売や医療機器メーカーなど個々の顧客の業態に合わせたサービスを積極展開。また、電子マネーに関連したサービスを拡充し、顧客の利便性や販売力の向上支援に注力した。

 

配達品質の向上に加えて生産性を向上させるため、フィールドキャストと呼ばれるパート社員を活用し、顧客の在宅率の高い時間帯に一斉配達を行う手法を推進。フィールドキャストを活用した集配エリアを段階的に拡大した。

 

コンプライアンスを重視した荷受厳格化の影響でクロネコメール便の取扱数量が減少したが、宅急便の取扱数量は好調に推移した。

 

昨秋からマレーシアで宅急便開始――海外
海外では、2011年9月からマレーシアで宅急便事業を開始。上海の一部地域でオフィス用品の半日配送サービスを展開するなど、サービス内容の向上に取り組んだ。

 

荏原製作所に損倍訴訟提起――羽田クロノゲート
羽田空港隣接地に建設中の同社グループ最大の物流ターミナル「羽田クロノゲート」については、土地の表面、地中に石綿(アスベスト)を含むスレート片が広範囲にわたり多数混入している事実が判明。売主の荏原製作所を相手取り3月28日、東京地方裁判所へスレート片の搬出など関連費用の損害賠償請求訴訟を提起した。

 

次期売上高、1兆3000億円台見込む
通期の連結業績予想は、売上高1兆3080億円、営業利益700億円、経常利益710億円、当期純利益390億円を見込む。