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富士フイルム、富山にリポソーム製剤工場

2018年2月26日 (月)

拠点・施設富士フイルムは、傘下の富山化学工業の医薬品生産拠点に40億円を投資し、新工場を建設する。新工場では、抗がん剤「FF-10832」など独自技術を活かしたリポソーム製剤の治験薬製造や商業生産を行う計画。9月に着工し、2020年2月の稼動を目指す。

新工場は日・米・欧のGMP基準に対応した、リポソーム製剤の生産拠点として立ち上げ、封じ込め設備を導入。製造プロセス・品質評価データや設備稼働データの一元管理、電子タグによる原料や部材などの使用管理などを取り入れる。

「FF-10832」などのリポソーム製剤の治験薬製造や製造販売承認取得後の商業生産を行い、製剤の安定供給を図る。

■新工場の概要
建設場所:富山市千原崎1-8番70号(富山化学工業第二工場内)
投資金額:40億円
生産内容:リポソーム製剤の治験薬製造、商業生産
延床面積:2400平方メートル(地上2階建)
着工時期:2018年9月
稼働開始時期:2020年2月