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Zenport、輸入者向け情報管理の製品版公開

2018年2月26日 (月)

サービス・商品Zenport(ゼンポート)は輸入者向けプラットフォーム「Zenport」の製品版を公開した。

この製品は輸入販売業務の意思決定を支援するアプリ形式のもので、細分化するインポート情報を可視化し、物流担当者、セールスなど社内の担当者が「自分の見たい軸」で情報を見ることができるようにする。

同社によると、分納や遅延で予定通りに入庫しない、販売量が予測から大きくずれる、発注漏れがあるなど、輸入に関する受発注で「想定外の事態」を経験されてきた企業は営業担当者、貿易担当者など職務を問わず3割以上に上る。

Zenportでは、こうした想定外をなくし、ユーザーの顧客関係を強化してビジネス成長につなげるため、オーダー管理、船積管理、在庫管理、社内連携、社外連絡といった機能を搭載。

オーダーから販売までのタスクを管理する機能では、タスクのテンプレートをユーザーごとにカスタマイズできるようにし、P/I、P/Oの吐き出し、輸出者への送信に対応。船積管理では貨物が現在どこにあるのか、船積みの進捗を把握するが、今後、フォワーダー各社と連携することで、情報更新を段階的に自動化していくという。

また在庫管理機能では、生産中や洋上在庫まで含む理論在庫を管理・共有することが可能。すでにに売り先が決まっている在庫を予約在庫として設定する利用方法にも対応する。

サービスはwebとアプリの両方で提供し、Ver2.0以降では、オーダー、生産、船積、コンテナ、製品、クライアントなどの情報の関係性を、好きな単位で整理することができるBI機能を充実させるとともに、在庫データと連携させ、発注数量の判断サポートやZenport上での社内在庫調整などを実装する。

Ver3.0以降では、蓄積した情報を元にした融資、保険の提供、ブロックチェーンを用いて貨物の移動と決済を同期させるスマートコントラクトの搭載を計画している。