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一五不動産情報サービス調べ

1月の賃貸倉庫市場、空室率低下し受給改善

2018年2月28日 (水)

調査・データ一五不動産情報サービス(東京都墨田区)が28日に発表した、1月時点の物流施設の賃貸マーケット調査結果によると、同月の空室率は4%となり、前期の5.2%から1.2ポイント低下した。

今期の新規供給は30万平方メートルに対し、新規需要は46.3万平方メートルで前期の19.9万平方メートルから2倍強と堅調だったことが「需給改善につながった」としている。

東京圏の募集賃料は4200円(1坪あたり)で横ばいだった。募集賃料の動向は東京圏全体では安定しているが、地域間格差は拡大傾向にある。

関西圏は空室率が12.8%となり、前期の12.9%から0.1ポイント低下。新規供給は7.5万平方メートルで、前期の68.8万平方メートルから大幅に減少したが、新規需要も7.5万平方メートルと低い水準にとどまったため、空室率は高止まりしている。

関西圏の募集賃料は3350円(1坪あたり)と横ばいで、16年10月の3470円をピークに下落しはじめ、17年4月以降は3300円強でほぼ横ばいとなっている。