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4月の賃貸倉庫市場、「安定した需給バランス」に

2018年5月31日 (木)

調査・データ一五不動産情報サービス(東京都墨田区)が5月31日に発表した、4月の物流施設の賃貸マーケット調査結果によると、同月の空室率は4.7%となり、前期の4%から0.7ポイント上昇した。

今期の新規供給は75.8万平方メートルで過去最大を更新したが、「需要サイドも堅調で安定した需給バランスとなった」としている。

東京圏の募集賃料は4300円(1坪あたり)となり、前期から100円(2.4%)の上昇だった。東京圏では市場競争力の高い物件が募集賃料を引き上げている。

関西圏は空室率が12.3%となり、前期の12.8%から0.5ポイント低下。新規供給は37.6万平方メートルで、新規需要も35.5万平方メートルとなったことから、2四半期連続で均衡した需給バランスとなった。

関西圏の募集賃料は3350円(1坪あたり)と横ばい。この1年間の関西圏の募集賃料は3300円強で安定的に推移している。