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物流連、高齢者層活躍へ小委立ち上げ

2018年3月2日 (金)

行政・団体日本物流団体連合会(物流連)は2日、今年度2回目の経営効率化委員会を1日に尚友会館(東京都千代田区)で開催したと発表した。

委員会に先立ち、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメントSDM研究科長で教授の前野隆司氏から「幸福経営学/社員と社会を幸せにする経営とは!?」と題した講演会が開かれ、会員企業の経営層や次代を担う中堅管理職など60人が参加した。

講演では、社員の幸福度が高まれば、モチベーションや業務効率の向上により、働き方改革を実現し、会社業績の向上につながり、結果として社会全体の生産性が向上するとのシステム論を、各種統計値及び海外の「幸福学研究者」の学説をひも解きながら、個々の日本企業での成功事例も交え、わかりやすく解説した。

経営効率化委員会では、今年度の活動報告、2018年度の活動計画について事務局から説明が行われた。今年度の活動テーマとして掲げていた「先進技術の研究」「ユニットロードの推進」「女性・高齢者の活躍推進」「経営リスクとなる諸問題への対応」について、それぞれ講演会の開催、施設見学会の実施、テレワークモデルプラン策定小委員会の「アンケート最終報告書」などの活動について説明。

18年度の活動計画については、継続課題である「労働力不足対策」に関して、「物流の生産性向上・働き方改革」を主眼とする取り組みに力点を置くという基本方針に基づき、「先進技術の研究及び既存技術の活用・工夫」、「ユニットロードの推進」の活動継続、「女性・高齢者の活躍推進」については、「テレワークモデルプラン策定小委員会」での検討の継続に加え、今後、高齢者が潜在的な人材としてさらなる活躍が期待されるとして、「高齢者(シニア層)の活躍/その具体的施策検討/(仮題)」をテーマとした小委員会を新規に立ち上げることなどが説明され、委員会の了承を得た。