ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

セイノーHD、フードデリバリーと資本業務提携

2018年3月22日 (木)

M&Aセイノーホールディングスは22日、フードデリバリーサービスを展開するスターフェスティバル(東京都渋谷区)と同日資本業務提携を締結したと発表した。

スターフェスティバルは「ごちそうで人々をより幸せに」を企業理念として、法人・団体向けに有名店の弁当・ケータリングをデリバリーするサービス「ごちクル」やオフィスランチサービス「シャショクル」を中心としたフードデリバリーサービスを展開している。

スターフェスティバルが提供する冷凍弁当の保管・輸送を、セイノーグループで食料品のコールドチェーン(低温輸送)を提供する関東運輸(群馬県前橋市))と「買い物弱者」対策として狭小商圏の宅配サービスを提供するココネット(東京都中央区)が中心となって実施する。

ココネットがスターフェスティバルの第3者割当増資を引き受けることにより、同社の普通株式を取得する。ココネットは人材確保など配送力を安定化に向け、盤石なラストワンマイルの「オープン・パブリック・プラットフォーム」を構築し、スターフェスティバルとの物流網のシェアリングを実現する。スターフェスティバルは物流事業会社と連携することで「食」のeコマース配送網を構築する。

セイノーホールディングスは、今年度から取り組む中期経営計画「バリューアップ チャレンジ2020-成長へのテイクオフ-」で、バリューアップの2本柱の1本として、「オープン・パブリック・プラットフォーム」の構築を掲げている。今回の資本業務提携により、スターフェスティバルが展開する中食・デリバリーの市場を拡大するとともに、将来的にはより多くの飲食店が参入出来る環境を整備することで、新たな価値を創造する。