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JMU、バニラ・シップHD向け省エネコンテナ船引渡し

2018年3月29日 (木)
空白

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は28日、呉事業所(広島県呉市)で建造していたバニラ・シップ・ホールディング合同会社向け1万4000TEU型省エネコンテナ船「NYK WREN」(エヌワイケイレン)を引渡した。

同船は、ホールド内18列×11段、デッキ上20列×9段のコンテナを積載することができる。JFEスチールと共同開発した極厚高張力鋼「YP460」を採用するなどして、コンテナ積載能力を極限まで高めることで、高効率の輸送能力を実現した。

同社独自の省エネ装置であるSURF-BULBR、ALV-FinRなどの採用で高い省エネルギー性能を発揮し、エネルギー効率設計指標(EEDI)フェーズ3の基準を大幅に下回る数値となっている。

主機関には高効率の電子制御エンジンを搭載しており、幅広い速力域で低燃費性能を発揮し、フレキシブルな運航を実現する。

■「NYK WREN」概要
主要寸法:全長364メートル×幅50.60メートル×深さ29.50メートル×夏季満載喫水15.79メートル
載貨重量:13万9335トン
総トン数:14万5251トン
主機関:DU-WinGD W9X82 ディーゼル機関1基
航海速力:22.5ノット
定員:30人
船級:NK
船籍:日本