コープデリ連合、さいたま市に商品検査センター開所

フードコープデリ生活協同組合連合（コープデリ連合）は3日、の新しい商品検査施設「コープデリ商品検査センター」をさいたま市北区に同日開所したと発表した。

コープデリ商品検査センターは、1995年より稼働してきた旧商品検査センターの老朽化に伴い、移転・拡張した、コープデリグループ自前の商品検査施設。

生産現場から商品の配送・販売までのフードチェーン全体の食の安全性確保の取り組みが機能していることを科学的な目線で客観的に把握し、データを分析して商品の品質や衛生状態の改善に役立てることを目的としている。独自の商品検査センターを持つことにより、検査期間の短縮、組合員への迅速な情報提供を可能にしている。

2017年度は3万件の検査を実施した。従来の検査に加え、今回新たに遺伝子検査技術を用いたノロウイルス検査法の確立や、埼玉県衛生研究所と共同でトマトに含まれるアルカロイド類の検査研究を進める方針。

あわせて、組合員をはじめとする多くの方に食の安全について理解を深めてもらうため、商品を検査している様子をガラス越しに間近で閲覧できるようにしたほか、検査センターの役割などをパネルや動画でわかりやすく紹介するコーナーを設置した。

■「コープデリ商品検査センター」概要
所在地：さいたま市北区吉野町2-1417
敷地面積：3483平方メートル
検査内容：微生物や食品中に残存する化学物質などの検査、食品の品質や規格成分の検査、食品の表示を確認する検査、施設衛生検査など。2017年度は3万件の検査を実施
専用ホームページ：http://kensa.coopdeli.coop/