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ビール4社、関西・中国-九州間で共同モーダル

2018年4月3日 (火)

フードサッポロ、キリン、サントリー、アサヒのビール4社は3日、物流部門で環境負荷引き下げ、長距離トラック輸送を削減してドライバー不足へ対処していくため、関西・中国-九州間の社内輸送を対象に、共同でモーダルシフトに取り組むことで合意したと発表した。共同モーダルシフトは4月9日から開始する。

関西・中国から九州へ向かうビール4社の専用列車には、各社の物流拠点から最寄りのJR貨物ターミナル駅を経て、JR大阪貨物ターミナル駅とJR岡山貨物ターミナルに集められた酒類・飲料を積み込む。九州に到着した商品は各社最寄りのJR貨物ターミナル駅からそれぞれの物流拠点へ配送される。専用列車は、年間を通じて毎週月曜日に運行する。

九州から関西・中国へ向けた輸送は、九州の各社製造・物流拠点からJR福岡貨物ターミナル駅に集めた商品を、同区間の空きコンテナの輸送枠を活用して毎日運行する。

これらの取り組みにより、大型トラック2400台相当の長距離輸送能力を鉄道コンテナで確保し、年間のCO2排出量が1500トン(従来比で74%)を削減すると試算している。