ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通、ビール大手4社の共同輸送をサポート

2018年4月9日 (月)

環境・CSR日本通運は9日、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーのビール大手4社が同日から開始する関西・中国-九州間の共同モーダルシフトをサポートすると発表した。

この取り組みは、ビール大手4社が、物流部門での環境負荷の低減や長距離トラック輸送の削減によるドライバー不足への対処を目的に、関西・中国-九州間の社内輸送を共同でモーダルシフトすることに合意したもの。

関西・中国から九州へ向かうビール4社の専用列車には、各社の物流拠点から最寄りのJR貨物ターミナル駅を経て、JR大阪貨物ターミナル駅とJR岡山貨物ターミナルに集められた商品を積み込む。九州に到着した商品は、各社の最寄りにあるJR貨物ターミナル駅から、それぞれの物流拠点へ配送される。専用列車は、年間を通じて毎週月曜日に運行する。

▲関西・中国-九州間の物流フロー(出所:日本通運)

一方、九州から関西・中国へ向けた輸送は、九州地区にある各社の製造・物流拠点からJR福岡貨物ターミナル駅に集めた商品を、同区間の空きコンテナの輸送枠を活用して毎日運行する。

これにより、4社合計で、大型トラック2400台相当の長距離輸送能力を鉄道コンテナで確保し、年間1500トン(従来比で74%)のCO2排出量削減を見込んでいる。