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JMU、郵船向け大型タンカー「元栄」引渡し

2018年4月4日 (水)

ロジスティクスジャパンマリンユナイテッド(JMU)は4日、有明事業所(熊本県長洲町)で共栄タンカーと日本郵船向けに建造していた大型タンカー(VLCC)「元栄」(げんえい)を同日引渡したと発表した。

同船はマラッカマックス型VLCCの次世代船として開発された「JMUマラッカ型VLCC」。最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発したほか、あわせて独自の省エネデバイスである「スーパーストリームダクト」「サーフバルブ」「ALVフィン」の最適化により、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成している。

温室効果ガス(GHG)排出規制であるEEDIに対しては2020年以降の契約船に適用されるフェーズ2レベルに対応。レッジバウと呼ばれる船首形状、新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させた。

このほか、最新式電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により燃費性能を向上。バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持、NOx排出規則ティアIIに適合するなどの環境規制に対応している。

■主要目
主要寸法:全長339.5メートル×幅60.00メートル×深さ28.5メートル
載貨重量:31万2605トン
総トン数:16万0276トン
主機関:WinGD W7X82 ディーゼル機関1基
定員:35人
船級:NK
船籍:日本