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JMU、エスティームマリタイム向けVLCC引渡し

2018年7月5日 (木)
空白

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は5日、有明事業所(熊本県長洲町)で建造していたESTEEM MARITIME(エスティームマリタイム)向け大型タンカー(VLCC)「TENMA」(テンマ)を4日に引き渡したと発表した。

同船はマラッカマックス型VLCCの後継として開発された「スーパーマラッカマックス型VLCC」の3番船。国内港湾規制を満足する主要目としながら、クラス最大級の載貨重量・貨物油槽容積を実現している。

最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発、併せて、弊社独自の省エネデバイスである「スーパーストリームダクト」、「サーフバルブ」、「ALVフィン」の最適化により、従来船に比べて大幅な燃費削減を達成している。

「レッジバウ」と呼ばれる船首形状の採用により、実海域での船速低下低減を図っているほか、最新式電子制御エンジン、排熱回収システム、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により、燃費性能を向上させた。バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持、NOx排出規則「ティア2」や新騒音コードを適用するなど、さまざまな環境規制に対応する。

■「TENMA」概要
主要寸法:全長335メートル×幅60メートル×深さ29メートル×喫水21.033メートル
載貨重量:31万3999トン
総トン数:16万2724トン
主機関:MAN B&W 7G80ME-C9.5 ディーゼル機関1基
航海速力:15.8ノット
定員:30人
船級:日本海事協会
船籍:パナマ