調査・データ帝国データバンク(TDB)が7日発表した4月の景気動向調査結果によると、運輸・倉庫業の景況感(景気DI)は前月から0.5ポイント悪化し50となった。
4月は「新商品の販売が開始される時期に当たるため」(冷蔵倉庫)といった声がある一方で、「軽油価格の高騰」(一般貨物自動車運送)、「雇用確保のための人件費上昇など」(一般貨物自動車運送)との声があがった。
先行きについては、「東京五輪関連の建設需要と人手不足により、トラック数とドライバー数を確保できている運送会社は、仕事の依頼が殺到するとみている」(一般貨物自動車運送)、「荷主の商品出荷計画は増加する傾向にあり、今後よくなる方向に向かっている」(一般貨物自動車運送)と期待感を示す声があったが、「アメリカとの貿易摩擦が悪影響を及ぼすと考えられる」(運輸に付帯するサービス)など不透明感を示す声もあった。