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東ソー、山口・南陽事業所の生産能力30%増強

2018年5月17日 (木)

拠点・施設東ソーは16日、ファイン・セラミックスの一種で歯科材料や電子部品原料の粉砕用ボールなどに用いられる「ジルコニア粉末」の生産能力を強化すると発表した。南陽事業所(山口県周南市)の製造設備を50億円投じ、現在の生産能力を30%引き上げる。8月に着工し、来年6月の完成を目指す。

同社のジルコニア粉末は、「イットリア安定化ジルコニア」というタイプで、「高強度・高靱性ジルコニア」とも呼ばれ、品質優位性・安定性が高く評価されている。

光ファイバーの接続部品などの各種構造部品や電子部品原料の粉砕用ボールの用途に使用されており、近年では歯科材料用途での需要拡大に対し透光感グレードをラインナップし、ファッション性が要求される装飾品用途では各種カラーグレードを取り揃えている。