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CRE、越工業団地運営に出資参画し物流施設展開

2018年5月17日 (木)

国際シーアールイー(CRE)は16日、ベトナムで工業団地を運営する企業に資本参加し、物流施設の賃貸や開発事業を展開していく、と発表した。

2016年に設立したシンガポール法人のCREアジアを通じ、シンガポール政府系企業「セムコープ」傘下のセムコープインフラサービシズによる第三者割当増資を620万米ドル(6.8億円)で引き受け、出資比率を30%とした上で、共同でベトナムの「VSIPハイフォン複合都市・工業団地内」で物流施設の賃貸や開発を手がける。

セムコープは、シンガポール政府とベトナム政府の合意に基づき、セムコープを中心とするシンガポール側コンソーシアムとベトナム・ビンズン省政府系企業の共同事業としてビンズン省で500ヘクタールの工業団地開発を開始。14年からは、ハイフォン複合都市・工業団地で物流施設の賃貸、開発事業を立ち上げている。

CREは今後、物流不動産の管理運営を通じて得た日系テナントとの幅広いネットワークを強みとして、セムコープと組んでベトナムで物流施設の賃貸、開発事業を展開し、日系企業のベトナム進出をサポートする。

ハイフォンは、輸出加工を主とする電気機械、電子機器、輸送機器の日系大企業による進出・投資が近年目覚ましい地域で、ホーチミン、ハノイに次ぐベトナム第3の都市。ハイフォン港がベトナム北部最大のコンテナ港となっているほか、高速道路や国際空港、ラックフェン国際港の整備が進み、日系企業が多く進出している。