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鴻池運輸、インド子会社が自社コンテナ車2編成を導入

2018年5月25日 (金)

▲導入したコンテナ車両、45両/1編成で90TEUを輸送できる

ロジスティクス鴻池運輸は25日、同社がAssociated Container Terminals(ACTL)とインドに設立した、鉄道コンテナ輸送事業会社「Joshi Konoike Transport&Infrastructure」(JKTI)が、自社専用のコンテナ積載用車両2編成を導入し、稼働を開始したと発表した。

JKTIはコンテナトレインオペレーター事業者として、ACTLの持つ豊富な顧客やインランドコンテナデポ設備、ノウハウなどを活用し、ナバシェバ港、ピパバブ港、ムンドラ港の西インド主要3港とデリー首都圏近郊のファリダバッドに位置するACTLのインランドコンテナデポを結んだ国内一貫輸送を行っている。

同コンテナデポの取締量は1月あたり4500TEUで、他社との共同運行を行い、計8編成を投入し週7便のサービスを提供している。

▲最後尾の乗務員車

そこで、JKTLは今回の自社専用車両2編成を投入、より機動的で信頼性の高いサービスを提供することを目指している。今後は、さらなる輸送量拡大が見込まれる自動車・二輪車・化学品・家電などの日系企業も開拓するため、今後も追加で2編成を自社車両して投入する予定。

インドでは、2020年に日印の国家プロジェクトである貨物専用鉄道の開通が予定されており、特に内陸部のデリー首都圏近郊では、海上コンテナ貨物を輸出入するための鉄道輸送と、その発着場所となるインランドコンテナデポの重要性が増している。今後、インド国内の貨物量の増加や貨物専用鉄道開通により、ほかのデポへの乗り入れが可能になれば、さらなる車両数の拡大も見込まれている。