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MOVOに新機能、ドライバーの直接バース予約可能に

2018年6月7日 (木)

▲バース管理システムドライバー予約機能(以下画像の出所:Hacobu)

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サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は7日、クラウドベースの物流情報プラットフォームMOVO(ムーボ)上で提供しているバース管理システムに、ドライバーがスマートフォンやフィーチャーフォンで直接バースを予約できる機能を追加した、と発表した。

これまでは事務所の配車担当者や倉庫管理者がバース予約することが前提となっていたが新機能の追加でより現場の状況に応じた機動的な運用が可能になった。

ドライバーの長時間労働や周辺住民・交通への悪影響の原因となったことを受けて国が荷待ち時間の記録を義務付け、社会課題として急速に認識が高まってきたことから、同社は2月にクラウドベースの納品車両のバースへの予約・割当・受付が可能なバース管理システムをリリース。今回はこのバース予約機能を拡充し、ドライバーが携帯端末から直接バースを予約できるようにすることで、「混載便でドライバーが複数拠点輸送を行うため、直前の出発地を出るタイミングがドライバーにしか分からないケース」などでの利用を想定する。

同社によると、ドライバーが直接バースを予約できる機能は「卸売業や水産関連業、ECなどの顧客(荷主)から要望が強かった」のだという。

▲ドライバー予約操作イメージ

トラックが到着した順番で待機をしていたものを、事前に予約することで計画的なバース誘導が可能になるため、待機時間の削減や庫内作業の効率化が期待できる。予約機能では希望納品時間枠、車格や荷姿などの納品トラック情報をオンラインで登録して利用し、積荷明細の添付にも対応する。運送会社が決定次第、ドライバー情報が登録できるようになる。

また、パソコンやタブレットを用意することで使い始められる倉庫受付昨日「トラック受付システム」システムを併せて導入することにより、、納品車両情報の事前共有や納品予定バースの自動割当から、納品当日の物流拠点側での受付・誘導業務までを一貫してオンラインで完結する仕組みが整う。

同社では「今後もユーザーの声を聞きながら、機能を強化していく」としている。

▲バース管理システム構成図

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