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伊藤忠ロジ、中国海運会社と協業しコールドチェーン強化

2018年6月11日 (月)

M&A伊藤忠ロジスティクスは11日、中国の山東海運傘下の山東海運国際貿易と、中国山東省で冷凍倉庫事業を展開する伊藤忠ロジ子会社山東愛通海豊国際儲運の株式の一部譲渡契約を締結したと発表した。

これまでの合弁パートナーである山手冷蔵(東京都品川区)も、同時に山東海運国貿と株式譲渡契約を締結し、山東愛通海豊国際儲運を、山東海運国貿と伊藤忠ロジの2社合弁会社として再編し、社名を「山東海運愛通物流」に変更する。

伊藤忠ロジのコールドチェーン事業は重要施策のひとつであり、中国での今後の成長分野であるコールドチェーン市場でのさらなる拡販と深化を目指している。

その施策として、従来注力していた冷凍水産・果汁原料を中心とした「川上物流」だけでなく、高度な低温管理を必要とする水産物をレストラン、スーパーなどに配送する「川下物流」の取り組みを強化するため、貨物・顧客を持つ地場有力パートナーとの協業が不可欠と判断し、山東海運国貿と協業して物流サービスを提供していくこととした。

■資本再編後の会社概要
名称:山東海運愛通物流
所在地:中国山東省青島市経済技術開発区龍崗山路378-3
資本構成:山東海運国際貿易70%、伊藤忠ロジスティクス30%
事業内容:冷凍冷蔵倉庫事業、貨物運送取り扱い事業