ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

鉱工業生産指数、4か月ぶり低下

2018年6月29日 (金)

調査・データ経済産業省が6月29日発表した5月の鉱工業指数(速報)によると、生産は季節調整済指数104.4で前月比0.2%低下と4か月ぶりの前月比低下となった。1月に大きな低下から2月以降3か月連続で上昇したが、5月は少し落ち着いた動きとなった。

(出所:経済産業省)

4-5月の生産指数の平均値は104.5で、第1四半期(1-3月)の102.5を上回っている。このため、6月の生産指数が大きく低下しない限り、第2四半期は前期比プラスを維持できる見込み。

出荷は、101.4でマイナス1.6%低下と4か月ぶりに低下した。4-5月の出荷指数平均値は102.3で、第1四半期の100.2を大きく上回っており、第2四半期の鉱工業出荷も前期比プラスになると予想される。

在庫は113.5で0.6%上昇。4月には在庫の積み上がりが止まったが、再び上昇することとなり、4月の在庫低下分だけ5月に在庫が上昇しており、5月の在庫水準は比較的高い水準である3月の水準に戻った。

これらの結果、基調判断は1月からの「生産は緩やかな持ち直し」で据え置いた。