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鉱工業生産指数、1.2%上昇

2018年4月27日 (金)

調査・データ経済産業省が4月27日発表した3月の鉱工業指数(速報)によると、前月に比べ生産、在庫、在庫率が上昇し出荷が低下となった。基調判断は「生産は緩やかな持ち直し」に据え置いた。

生産は季節調整済指数103.9、前月比1.2%上昇となった。2か月連続の前月比上昇となったが、1月の低下分を完全には回復できず、第1四半期(1-3月期)の生産指数は102.4、前期比マイナス1.4%低下と、2016年第1四半期以来、8四半期、2年ぶりに前期比マイナスとなった。

出荷は、100.1でマイナス0.2%低下と2か月ぶりの前月比低下となった。第1四半期は、17年第1四半期以来、4四半期、1年ぶりに前期比マイナス。

在庫は113.7で3.5%上昇。前年同月比も4.1%上昇と6か月連続の上昇となっており、その上げ幅も大きくなっている。

4月上旬に実施した4月、5月の生産計画調査では、4月の生産計画については3.1%上昇する見込み。3月計画に続いて、前回調査の計画から上方修正されており、経産省は「強気な生産計画が続いている」と分析した。5月の生産計画は、補正前の4月計画から前月比マイナス1.6%低下する。

これらの結果、基調判断は1月からの「生産は緩やかな持ち直し」を据え置いた。