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鉱工業生産指数、3か月連続上昇

2018年5月31日 (木)

調査・データ経済産業省が5月31日発表した4月の鉱工業指数(速報)によると、生産は季節調整済指数104.4で前月比0.3%上昇と3か月連続の上昇となった。1月に大きな低下を見せたが、その後連続して増産が続いている。

▲鉱工業生産指数の動向(出所:経済産業省)

出荷は、103.3でマイナス1.8%低下と3か月連続で上昇した。近年の出荷指数として最も高い水準だった昨年12月と同じ水準になった。

在庫は113で0.4%低下。昨年10月から前年同月水準を上回るようになり、ことし3月に大きく在庫水準が上昇し、2016年当初の高い在庫レベルになった。ここ2年ほどで削減されていた在庫が再び積み上がったことになる。在庫の積み上がりにはストップがかかったが、水準自体は高いままになっている。

5月上旬に実施した5月、6月の生産計画調査では、5月の生産計画については0.3%上昇する見込み。6月の生産計画は、補正前の5月計画から0.8%低下する見通しになった。

これらの結果、基調判断は1月からの「生産は緩やかな持ち直し」を据え置いた。