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大石膏盛堂、鳥栖市に自動倉庫併設の新工場

2018年8月7日 (火)
空白

拠点・施設医薬品メーカーの大石膏盛堂(佐賀県鳥栖市)は7日、鳥栖市山浦地区で建設中の自動倉庫を併設した新工場「山浦第4工場」が12月から稼働開始すると発表した。

新工場は、延床面積1万500平方メートルで、原料・資材420パレット、中間製品562パレットに対応した自動倉庫を備える。主に国内の医療用医薬品の安定供給と品質確保を図るため、総額8億円を投じて最新設備を導入した。

医薬品製造と品質管理の国際基準「GMP」に準拠したクリーンな設備を導入したのが特徴で、外用剤の基準を満たす10万クラスの空調設備を導入し、工場全体にゆとりをもたせ、生産フロアの2階から5階には、防虫、防鼠のために窓を設けない密閉性の高いクリーンな生産スペースを確保。また、製造から備蓄まで随所に自動化を取り入れたことより、生産能力を増強し、品質管理の徹底や、製造スタッフの負担軽減なども可能とする。

さらに同工場内では、年内に米国での発売を予定している同社初の海外医療用医薬品の生産も行う計画。10月6日に竣工し、12月から一部稼働、19年に全面稼働する。総投資額は28億1400万円。

■新工場概要
所在地:佐賀県鳥栖市山浦町2539-1
敷地面積:2429.65平方メートル(735坪)
建屋面積:1万547.89平方メートル(3196.33坪)
階数:5階建て
機能:製造工場(秤量・攪拌・展膏・裁断・充填・包装の工程)、自動倉庫(原料・資材420パレット、中間製品562パレット)
竣工:2018年10月6日(予定)
稼動:2018年12月から一部稼動、2019年全面稼動(予定)
総投資額:28億1400万円