ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東京圏の賃貸倉庫市場、「均衡した需給バランス」に

2018年8月31日 (金)

調査・データ一五不動産情報サービス(東京都墨田区)が8月31日に発表した、7月の物流施設の賃貸マーケット調査結果によると、同月の空室率は4.8%となり、前期の4.7%から0.1ポイント上昇した。

(以下グラフの出所:一五不動産情報サービス)

今期(5-7月)の新規供給は43.9万平方メートルに対し新規需要が40.8万平方メートルで、おおむね均衡した需給バランスとなっている。東京圏の募集賃料は4260円(1坪あたり)となり、前期の4300円から40円(0.9%減)の微減となった。

同社は「募集賃料の推移では目立った動きはみられないが、募集物件数は減少しており、特に、東京都や神奈川県の臨海部でその傾向が顕著」と分析。

関西圏の空室率は11.6%となり、前期の12.3%から0.7ポイントの低下となった。今期の新規供給はなかったが、新規需要が3.7万平方メートルとなり、3四半期連続で需給改善となった。募集賃料は3400円で、前期の3350円50円(1.5%増)の上昇となった。「内陸部の賃料相場は安定した需給環境を背景に底堅い推移であるが、臨海部では賃貸市況の本格的な回復に時間がかかり、もうしばらくは低位安定した賃料動向が続きそうだ」とみている。

■レポート全文
https://www.ichigo-re.co.jp/2223/