メディカル富士フイルムは8日、バイオ医薬品の開発・製造受託子会社フジフイルム・バイオテクノロジーズの米国ノースカロライナ州ホーリースプリングス拠点が、米食品医薬品局(FDA)の「PreCheckパイロットプログラム」に選出されたと発表した。米国内の医薬品製造基盤とサプライチェーンの強化を目的とする制度で、製造施設の立ち上げ段階からFDAが設備や品質管理システムに関する助言や評価を行う。

(出所:富士フイルム)
同拠点は、抗体医薬品の原薬製造から製剤化、包装までを一貫して受託できるバイオ医薬品CDMO拠点。富士フイルムは同拠点に2度にわたり総額32億ドルを投資している。2万リットルの動物細胞培養タンク8基を備えた第一次投資設備は2025年末に稼働を開始した。
第2次投資では2万リットルの培養タンクをさらに8基導入し、生産能力を倍増させる。米国内の需要拡大を受け、設備立ち上げを当初計画から6か月前倒しし、27年度下期の稼働開始を目指す。
同社は、独自の設計アプローチ「kojoX」に基づき、デンマーク拠点と設計、設備、品質管理システムを共通化している。これにより、技術移管の迅速化や製造品質の安定、建設期間の短縮につなげる。
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