拠点・施設日鉄物流(東京都中央区)は8日、インドネシア現地法人のNIPPON STEEL LOGISTICS INDONESIAが、既存の鋼材倉庫に保税物流センター(PLB)機能を追加し、7月から営業を開始したと発表した。輸入手続き中の鋼材を保税状態で保管できる体制を整え、現地製造業の輸入物流を支援する。
新たにPLB機能を設けた倉庫は、インドネシア・西ジャワ州ブカシ県のMM2100工業団地内に立地する。倉庫面積は1万5300平方メートル、敷地面積は3万3000平方メートルで、このうちPLB面積は1万平方メートル。25トン対応の天井クレーン6基、コイルリフター、フォークリフトを備え、コイルベースで6万トンの収容能力を持つ。
インドネシアでは、輸入枠の設定やSNI規格の取得など、輸入品に関する規制により手続きが長期化する傾向がある。鋼材に特化したPLBは限られており、保管場所によっては品質面の課題や、港湾での貨物滞留に伴う追加費用が発生していた。
同社は2014年から鋼材特化型倉庫として現地で物流サービスを提供してきた。西ジャワ州には日系企業を含む製造業が集積しており、サプライヤー近隣で保税保管できるPLBを活用することで、輸送時間の短縮や港湾滞留の抑制、供給安定化、トータルコストの低減につなげる。タンジュンプリオク港の混雑緩和にも寄与するとしている。
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