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兼松、インドネシア・ジャカルタに冷凍冷蔵倉庫竣工

2018年10月4日 (木)
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拠点・施設兼松は4日、同社が出資するインドネシアの総合物流会社「ドウニア・エキスプレス・トランシンド」が、ジャカルタ北部の本社敷地内に冷蔵・冷凍・低温の3温度帯対応の冷凍冷蔵倉庫を竣工し、5日から操業を開始すると発表した。

ドウニア社は日系初の総合物流会社として1990年にインドネシア・ジャカルタ特別州で開業。2016年3月に日系企業で最初にPLB(保税物流センター)事業者の認証を取得し、現在は自社トラック680台、自社倉庫14棟、自社コンテナデポ3か所を保有している。今回、3温度帯対応の冷凍冷蔵倉庫を竣工し、新たにコールドチェーン事業に本格的に参入することとした。

冷凍冷蔵倉庫は、輸出入の拠点となるタンジュンプリオク港から5キロ、インドネシア最大の消費地であるジャカルタ市中心部からも至近の好立地に位置。ドウニアは15年からジャカルタ市内のレストランやショッピングモール向けに兼松のグループ企業が製造する総菜や冷凍食品の冷凍トラックによる定期配送を実施してきたが、今回、自社で冷凍冷蔵倉庫を保有することにより、3温度帯での混載便の運行など、より高品質で効率的な冷凍・冷蔵食品の一貫輸送体制を構築する。

また、イスラム教徒が大半を占めるインドネシアの国内市場に対応するため、ハラル認証も取得する。

■冷凍冷蔵倉庫の概要
延床面積:8336平方メートル
保管可能パレット:1万2558パレット
区画:9区画(5度-マイナス25度可変対応)、ドックシェルター14基