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ESR助言ファンド、東南アジアDC回廊に投資

2026年6月15日 (月)

拠点・施設不動産投資・運用のESR(シンガポール)は15日、同社がサブ投資助言を務める10億ドル規模の中国ASEAN投資協力基金II(CAFII)が、シンガポールに本社を置くデータセンター(DC)事業者ラックス・セントラルに戦略投資すると発表した。AI(人工知能)やクラウド需要の拡大を背景に、シンガポール、ジョホール、バタムを結ぶ東南アジアのDC回廊の整備を後押しする。

今回の投資は、ラックス・セントラルの海外展開を支援するもので、まずマレーシア・ジョホールでの開発を進める。同社はシンガポールでコロケーション型DCを運営しており、今後はハイパースケーラー、クラウドサービス事業者、企業向けに、大規模でAI対応型の省エネルギーDCを供給する体制を強化する。

ラックス・セントラルは2014年設立で、現在はシンガポールで12メガワットのコロケーションDCを運営している。東南アジアの主要DC拠点を結ぶAI対応型回廊の構築を戦略に掲げ、マレーシア・ジョホール州パシルグダンでDCキャンパスを開発している。同キャンパスは4つの大規模開発で構成され、合計容量は最大510メガワットに拡大する計画。第1期となるRCJM1は90メガワットで、2027年第1四半期のサービス提供開始を目指す。

▲マレーシア・ジョホール州パシルグダンで開発しているDCキャンパスの完成予想図(出所:ESR)

ESRは、アジア太平洋地域で3ギガワット超のDC開発パイプラインを持つとしており、今回の投資を通じてラックス・セントラルの地域プラットフォーム化を支える。生成AIやデジタルトランスフォーメーションの進展により、東南アジアでは高性能で拡張性のあるデジタルインフラ需要が拡大している。

ラックス・セントラルは、開発にあたり省エネルギー設計や先進的な冷却技術、資源管理を取り入れるとしている。AI需要の拡大で電力消費が増えるなか、DCの整備では容量拡大と環境負荷低減の両立が課題となる。

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