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T2、自動運転で高速料金所通過に成功

2026年6月15日 (月)

ロジスティクスT2(東京都千代田区)は15日、自社開発のレベル2自動運転トラックを用いた実証実験で、高速道路料金所を自動運転のまま通行することに国内で初めて成功したと発表した。2027年度以降に目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス実現に向けた重要な成果となる。

▲実証実験で「トランスゲート綾瀬」を活用する様子(出所:T2)

実験はことし5月、神奈川県綾瀬市の東名高速道路・綾瀬スマートインターチェンジ(IC)と、兵庫県西宮市の中国自動車道・西宮北ICで実施した。料金所は車線幅が最も狭い場合で3メートルしかなく、車幅2.5メートルの大型トラックが縁石や設備に近接して走行する必要があるため、自動運転技術の中でも難易度が高いとされる。

T2は事前に作成した高精度3次元点群データと、車両に搭載したLiDAR(ライダー)センサーから取得する情報をリアルタイムで照合することで、センチメートル単位の高精度な自己位置推定を実現した。さらにETCバーの状態を認識し、発進可否を判断する技術も開発したことで、料金所通過の一連の工程を自動運転で完了した。

実験では、自動運転と有人運転を切り替える拠点「トランスゲート」も活用した。既存の「トランスゲート綾瀬」に加え、西宮北インターチェンジ近くに新たな拠点「トランスゲート西宮北」を設置。将来的なレベル4自動運転の運用を見据え、高速道路区間と一般道区間の運行切り替えを想定した検証を進めた。

▲トランスゲート綾瀬の全景(出所:T2)

T2は2025年から関東-関西間でレベル2自動運転トラックの商用運行を開始しており、利用企業は17社に拡大している。26年3月には関東-関西間500キロの高速道路本線を、ドライバーによる一時的なハンドル操作を一度も行うことなく自動運転のまま完走することにも成功した。

今回の成果を踏まえ、今後は料金所とトランスゲートを結ぶ一般道の走行や、トランスゲートへの車両の入出庫も可能にする技術開発を進める。関東と関西を結ぶ幹線輸送のレベル4自動運転実現に向けた取り組みを加速させる方針だ。

▲トランスゲートの位置づけ(クリックで拡大、出所:T2)

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