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東大とTOPPAN、AI研究拠点を7月開設

2026年6月15日 (月)

荷主東京大学とTOPPANホールディングスは15日、AI(人工知能)の基礎研究から社会実装までを進める「AIイノベーション研究センター」を7月1日に開設すると発表した。TOPPANホールディングスから東京大学への寄付をもとに設置するもので、センター長は東京大学大学院工学系研究科の松尾豊教授が務める。

同センターは、寄付金を原資として運用し、その運用益を研究活動に充てるエンダウメント型の研究組織として設ける。従来の有期プロジェクトとは異なり、恒久的で安定した研究基盤を確保する狙いがある。

(出所:TOPPANホールディングス)

両者は2024年10月、社会連携講座「サプライチェーンの全体最適の科学と実践」を開設し、販売実績やプロモーションデータ、製品情報などを活用した需給最適化に関するAI技術の共同研究を進めてきた。今回の新センターは、この連携をAIの幅広い産業実装へ広げる位置付けとなる。

研究対象は、ロボティクス、モビリティー、医療・ヘルスケア、サプライチェーンマネジメント、新規材料開発など。実践的なAIシステムの構築を通じて得た解決策を事例として蓄積し、設計・実装方法を体系化する。2026年度はデータ基盤の整備や実環境検証に向けたセキュリティー設計を進め、27年度以降に実証や効果測定を段階的に進める。

物流分野では、サプライチェーン全体の需給最適化や業務判断支援への応用が想定される。研究成果を産業界と接続し、物流・製造・医療ヘルスケアなど複数分野での実証やプロダクト開発につなげる考えだ。

▲工学分野における実践例(クリックで拡大、出所:TOPPANホールディングス)

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