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ecoroと清水建設、自動物流道路で共同実証

2026年6月15日 (月)

ロジスティクス屋外自動搬送システムを開発するエコロ(ドイツ)日本法人のecoro(横浜市西区)と清水建設は15日、国土交通省が推進する「自動物流道路」構想の社会実装に向け、屋外自動走行EV(電気自動車)を使った共同実証実験を実施したと発表した。実証は2025年4月、清水建設の研究開発拠点「温故創新の森 NOVARE」(東京都江東区)で行った。

▲自動物流道路社会実装に向けた実証実験概要(出所:ecoro)

自動物流道路は、道路空間に物流専用スペースを設け、無人化・自動化された搬送機をクリーンエネルギーで24時間稼働させる次世代物流インフラ構想。ドライバー不足、多頻度小口化、燃料費高騰、CO2排出削減といった物流課題への対応策として検討が進んでいる。

今回の実証では、国交省が示すユースケースのうち、通信安定性の検証を中心に実施した。走行中の信号強度やハートビートの送受信ログを取得し、通信断絶の発生頻度や復帰までの時間を測定したほか、走行速度を変えながら連続走行を行い、停止位置や自己位置推定の誤差も確認した。取得した走行データは、輸送量推計モデルに組み込み、自動物流道路の拠点運用条件や事業性の評価に活用する。

(出所:ecoro)

ecoroは、工場、物流倉庫、空港など大規模施設の敷地内で屋外搬送を無人化するシステムを開発している。車両、ターミナル、管制ソフトを一体で設計し、自動搬送車両による屋外走行、無人積み降ろし、運行監視を連動させる。積み降ろし機構は1パレットあたり5秒での処理を想定し、車両追加により搬送能力を拡張できる仕組みとしている。

清水建設は、高速道路や物流拠点、分岐点などのインフラ計画・建設の知見を持つ。実証では場所の提供と施設運営を担い、ecoroの自動搬送車両の技術要件や現地オペレーションを確認した。両社は、自動搬送システムの技術開発と、インフラ・施設設計、システム統合の知見を組み合わせることで、自動物流道路の事業化に向けた課題を整理する。

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