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アルフレッサ、久留米市に高機能物流センター竣工

2018年10月11日 (木)

ロジスティクスアルフレッサホールディングスは11日、傘下のアルフレッサ(東京都千代田区)が福岡県久留米市に、厳格な温度管理が求められる医薬品流通の国際基準「PIC/SGDP」を想定した設備やRFIDを活用した高機能物流センターを竣工したと発表した。

センターは、自動倉庫での最新免震装置の採用や72時間稼働する大型非常用電源の設置により、災害時でも持続的な稼動が可能で、九州各地へ医薬品を安定供給できる体制を構築している。

医薬品の流通過程における温度管理、衛生管理、各種手順書などの作成に関する国際基準PIC/SGDPを想定した管理体制PIC/SGDPを想定し、全ての入出荷口にドックシェルターや二重シャッターの設置、空調設備のバックアップ機能、防虫防そ対策など厳格な温度や衛生管理体制をとっている。

災害発生時の継続的な供給体制建物は、病院や学校に求められる耐震強度と同等の耐震等級I相当で、自動倉庫には高機能の免震装置を設置している。

72時間稼働が可能な大型非常用電源の設置や給排水が遮断された場合を想定した受水槽設備を設け、災害時にも継続的に供給することのできる物流体制を整えた。

今後のRFIDの普及を想定し、RFIDタグをスペシャリティ医薬品へ貼付することで個包装単位でのトレース管理が可能な設備を導入。また、管轄する支店へ向けた出荷オリコンのRFID情報を読み取ることで、出荷精度の向上や省力化を実現する。設備投資額総額は45億円。

立地は交通の要所である久留米市に位置し、九州自動車道へのアクセスも良く九州全域への安定的な医薬品の配送体制を構築。庫内管理システムの高機能化により、ロット別商品管理によるトレーサビリティを可能にしている。

■施設の概要
名称:福岡物流センター
所在地:福岡県久留米市藤光町735-15
敷地面積:1万725平方メートル(3250坪)
建築面積:4982平方メートル(1507坪)
延床面積:1万2668平方メートル(3832坪)
構造:鉄骨造3階建て
保管品目:2万5000品目
カバーエリア:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
出荷能力:120億円/月
稼動予定日:2018年11月26日