財務・人事10月31日決算発表の企業は次の通り。
ヤマトホールディングス | 宅急便単価上昇で営業利益234億円 |
日本通運 | 上期営業益5.7%増加、航空輸出堅調 |
山九 | 物流・機工事業とも好調で営業益3割増 |
三菱倉庫 | 人件費・委託費増で営業減益 |
日本郵船 | 海運3社中間、コンテナ船統合のつまづき響く |
商船三井 | 海運3社中間、コンテナ船統合のつまづき響く |
川崎汽船 | 海運3社中間、コンテナ船統合のつまづき響く |
東洋水産の冷蔵事業 | 売上高は、3月に操業を開始した平和島冷蔵庫が順調に… |
トーモクの運輸倉庫事業 | 好天の影響により飲料関係の出荷が順調に推移し… |
カンダホールディングス | 3月に竣工した加須豊野台物流センターの立ち上げ… |
日本ロジテム | 貨物運送事業やアセット事業が好調だったものの… |
丸和運輸機関 | 労働力確保に向けた積極採用や高止まりする燃料調達価格による… |
NSユナイテッド海運 | 主力の外航海運事業は、ドライバルク市況回復の… |
明治海運 | 外航海運業部門は、平均為替レートが前年に比べて… |
飯野海運 | 既存契約の有利更改への取り組みや… |
川崎近海汽船 | 内航船で期間中の入渠による修繕費の増加や… |
宇徳 | 港湾事業で、最大顧客の船社サービスが混乱し… |
サンリツ | 国内事業で前期に獲得した制御システム案件… |
東海運 | 物流事業で増収増益となったが… |
■東洋水産の冷蔵事業
売上高は、3月に操業を開始した平和島冷蔵庫が順調に稼働していることに加え、積極的な営業活動により、新規・既存顧客に対する冷凍食品を中心とした取り扱いや通関・運送などの付帯業務の取り扱いが堅調に推移した。セグメント利益は、人件費の増加により減益となった。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 9,315 | 3.0% | |
営業利益 | 1,082 | -8.9% | 11.6% |
■トーモクの運輸倉庫事業
好天の影響により飲料関係の出荷が順調に推移し、日用品メーカーの取扱数量も拡大した。前年6月に開設した物流センターなどの投資効果が全期間にわたり貢献し9.2%増収。セグメント利益は車両不足や燃料費高騰などによる費用増加もあったが、合理化などに努め16%の増益。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 20,458 | 9.2% | |
営業利益 | 1,147 | 16.0% | 5.6% |
■カンダホールディングス
3月に竣工した加須豊野台物流センターの立ち上げ・近隣拠点再編に伴う費用が膨らんだこと、全事業用車両へのドライブレコーダー設置、燃料費の増加により営業減益。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 21,411 | 5.6% | |
営業利益 | 774 | -25.6% | 3.6% |
経常利益 | 777 | -23.9% | 3.6% |
四半期純利益 | 472 | -22.4% | 2.2% |
■日本ロジテム
貨物運送事業やアセット事業が好調だったものの、センター事業で新規業務の安定化を図るために作業員を増強したことなどで、営業減益となった。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 23,966 | 9.3% | |
営業利益 | -17 | - | - |
経常利益 | 17 | - | 0.1% |
四半期純利益 | -49 | - | - |
■丸和運輸機関
労働力確保に向けた積極採用や高止まりする燃料調達価格によるコストの増加はあるものの、日次決算マネジメントの強化による生産性向上をはじめ、料金改定交渉や不採算業務の撤退による効果が表れた結果、増収増益となった。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 40,870 | 14.0% | |
営業利益 | 2,623 | 44.5% | 6.4% |
経常利益 | 2,775 | 43.3% | 6.8% |
四半期純利益 | 1,941 | 45.3% | 4.7% |
■NSユナイテッド海運
主力の外航海運事業は、ドライバルク市況回復の効果取り込みと安全運航を通じた収益向上に努め増収増益。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 76,081 | 12.3% | |
営業利益 | 4,761 | 24.6% | 6.3% |
経常利益 | 4,464 | 43.2% | 5.9% |
四半期純利益 | 4,392 | 20.0% | 5.8% |
■明治海運
外航海運業部門は、平均為替レートが前年に比べて円高となったものの、前連結会計年度に竣工した新造船がフル稼働したこともあり3.2%増収。セグメント利益は入渠隻数が増加したことなどから30.6%の減益となった。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 20,087 | 2.8% | |
営業利益 | 1,931 | -19.9% | 9.6% |
経常利益 | 2,117 | 9.6% | 10.5% |
四半期純利益 | 950 | 48.4% | 4.7% |
■飯野海運
既存契約の有利更改への取り組みや効率配船・運航採算の向上を図ったほか、老齢船の処分を行った。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 41,968 | 3.8% | |
営業利益 | 3,302 | -1.1% | 7.9% |
経常利益 | 3,270 | 6.2% | 7.8% |
四半期純利益 | 4,630 | 34.4% | 11.0% |
■川崎近海汽船
内航船で期間中の入渠による修繕費の増加や新造船シルバーティアラの竣工による減価償却費の増加、頻発した台風の影響などで営業利益が大幅に減少した。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 22,197 | 10.9% | |
営業利益 | 681 | -47.6% | 3.1% |
経常利益 | 760 | -42.5% | 3.4% |
四半期純利益 | 896 | 0.1% | 4.0% |
■宇徳
港湾事業で、最大顧客の船社サービスが混乱し、積高の落ち込みの影響が残った結果、京浜港全体でのコンテナ取扱量の伸長傾向とは異なり、同社の取扱数は大きく減少した。プラント・物流事業が増収増益だったものの、港湾事業の不調で、全体では12.9%の営業減益。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 27,991 | 0.9% | |
営業利益 | 1,231 | -12.9% | 4.4% |
経常利益 | 1,465 | -1.4% | 5.2% |
四半期純利益 | 993 | 10.4% | 3.5% |
■サンリツ
国内事業で前期に獲得した制御システム案件が引き続き堅調に推移したことに加え、業界の活況が続く工作機械の取り扱いも好調に推移したことにより、増収増益となった。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 8,517 | 9.9% | |
営業利益 | 474 | 63.7% | 5.6% |
経常利益 | 430 | 78.2% | 5.0% |
四半期純利益 | 287 | 84.4% | 3.4% |
■東海運
物流事業で増収増益となったが、海運事業の外航船部門で1隻の定期用船契約が終了したことや海況による航海数の減少が影響したことなどで、全体では22.1%の営業減益。
▽2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 20,535 | 2.8% | |
営業利益 | 269 | -22.1% | 1.3% |
経常利益 | 315 | -12.2% | 1.5% |
四半期純利益 | 169 | -9.0% | 0.8% |