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極東開発、木質ペレットエア搬送ユニット発売

2018年11月8日 (木)

サービス・商品極東開発工業は8日、バイオマス燃料として利用されている木質ペレットを空気の力で搬送することが可能な、木質ペレットエア搬送ユニット「JETCUBE」(ジェットキューブ)を開発し、13日から販売開始すると発表した。

木質ペレットは近年バイオマス燃料として注目され、寒冷地を中心に冬季の暖房用燃料に利用されるなど今後の普及が見込まれる一方で、木質ペレットの輸送や貯蔵用サイロへの搬送にはクレーンを用いての作業が行われることが多く、危険な高所作業を伴うほか、非効率な点が課題となっている。

ジェットキューブはこうした問題に応えるため、同社が粉粒体運搬車で培ったエア搬送のノウハウを用いて開発した新製品で、高性能なブロワ(送風機)による搬送により、安定的・安全に木質ペレットを貯蔵用サイロに搬送することが可能となる。

ジェットキューブはトラックのデッキ上で操作することができ、高所作業を必要としないほか、木質ペレット1トンあたり11分で供給が可能なため、作業者の負担を軽減できる。ユニットサイズは一般的なパレット1枚分の大きさとしたコンパクトな設計にし、トラックのデッキに搭載しても木質ペレット配送用のフレキシブルコンテナバッグや資材を十分に積み込むことができる。また、定置式としても利用できる汎用性の高さを実現した。

現状の木質ペレット配送作業で使用しているトラッククレーンとフレキシブルコンテナバッグをそのまま活用できるため、新たな設備を必要とせず容易に導入することが可能となっている。希望小売価格は300万円(税抜)で、そのほかシステム付属品によって別途費用が発生する。