ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ロジスティックスOS、「キャリロ」自律移動モデル導入

2018年11月22日 (木)

調査・データZMP(東京都文京区)は22日、11月から販売を開始した物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)AD(自律移動モデル)」が、ロジスティックスオペレーションサービス(東京都品川区)の物流倉庫内で、作業負荷の軽減と働きやすい職場環境を構築するために導入されたと発表した。同社ウェブサイトで事例を公開した。

▲自律移動モードでカゴテナーをけん引し、さらに追従モードで後続している様子

ロジスティックスオペレーションサービスは、三井倉庫グループ企業として、主に顧客の工場や倉庫での構内物流業務を展開している。同社最大の物流センターでは、ピッキング作業エリアが広範囲にわたっているため、作業者の1日に歩く距離が多い人で3万歩にもなり、作業者の負担軽減が大きな課題でした。ロケーションの変更、棚の配置移動等を行い改善を図ったがそれでも限界があったことから、キャリロを導入することにした。

数ある無人搬送車のなかかから、「搬送動線変更の簡略さ」がキャリロの決め手となったという。同社では、それぞれのピッキングエリアの作業者にはピッキングのみに集中してもらい、ピッキングエリアと検品場所への搬送はカゴテナーを取り付けた自律移動モデルを導入した。さらに「CarriRo FD」(追従モデル)を追従させ、カゴテナーを取り付けて、機能の倍増を図っている。

この結果、ピッキングエリアと検品場所との往復が無くなり、飛躍的に作業者の歩行距離が短縮されたという。

■導入事例紹介ページ
https://www.zmp.co.jp/carriro/detail_logios.html