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商船三井、インドネシアの複合火力発電PJに参画

2018年12月7日 (金)

ロジスティクス商船三井は7日、インドネシアでの「ジャワ1ガス焚き複合火力発電プロジェクト」について、インドネシア・プルタミナ、丸紅、双日などと共同出資するジャワ・サツ・レガスを通じて、浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)1隻の造船契約、FSRUサービス契約、融資契約を締結したと発表した。商船三井はFSRUの建造監督業務、保守・操業業務を受託する。

このプロジェクトは、プルタミナ、丸紅、双日が共同出資するジャワ・サツ・パワー社がインドネシア・西ジャワ州で発電容量1760メガワットの大型ガス焚き複合火力発電所を建設・所有・操業するとともに、JSRが洋上で発電用燃料となるLNGを貯蔵・再ガス化するためのFSRUを建造・所有・操業し、25年間にわたり一体で保守・運転し、インドネシア国有電力会社「PLN」に対して売電する計画。

発電施設とガス関連施設を一体として開発する、いわゆる「Gas-to-Powerプロジェクト」としてはFSRUを用いたアジア初の成立案件であり、同プロジェクトの発電容量に合わせ、最適なタンク容量や再ガス化能力を備えたFSRUをプロジェクトに提供する。

プロジェクトの融資は、国際協力銀行、アジア開発銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、オーバーシー・チャイニーズ銀行、クレディ・アグリコル銀行、ソシエテ・ジェネラル銀行による協調融資を行うプロジェクトファイナンスで、民間金融機関の融資には日本貿易保険による保険を付保する。

■「ジャワ1ガス焚き複合火力発電プロジェクト」概要
所在地:インドネシア西ジャワ州チラマヤ(ジャカルタの東方100キロ)
発電容量:1760メガワット
運転開始:2021年12月(予定)
売電先:PLN
売電期間:25年間

■「FSRU」概要
全長:292.5メートル
全幅:43.4メートル
LNG貯蔵能力:17万立方メートル
再ガス払出能力:3億立方フィート/日
造船所:三星重工業(韓国)