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国分G本社、シンガポールで低温食品物流担う合弁会社

2018年12月12日 (水)

M&A国分グループ本社は12日、シンガポールのコモンウェルスキャピル社との間で、同国で低温食品物流事業を展開する合弁会社を設立すると発表した。

合弁会社は、コモンウェルスキャピル社傘下で低温食品物流事業を展開するコモンウェルスフードサービス社から物流事業の移管を受け、事業を開始する。その後、コモンウェルスキャピルグループの事業運営ノウハウと国分グループの物流運営ノウハウを融合し、シンガポール国内の外食事業者・小売事業者等の物流業務を受託することで事業拡大を目指す。

なお、物流事業移管後のコモンウェルスフードサービス社はコモンウェルスキャピルグループの不動産管理部門として事業を継続する。

国分グループ本社は、第10次長期経営計画で海外事業の「基幹」事業化を掲げており、ASEAN事業はその柱の一つ。中でもシンガポールは「経済発展に伴い食品物流の高度化が加速する有望な市場」とみている。また、ASEANエリアでの交通、経済、物流、情報などの中心地であり、同社グループが事業展開しているマレーシア、ベトナム、ミャンマーのASEAN事業の中核地と位置づけ、進出を計画していた。

一方、コモンウェルスキャピル社は、シンガポールで製パン ・精肉・デリカ・アイスクリームなどの食品製造事業、パスタチェーン、ベーカリーチェーンといった外食事業、低温食品物流事業など、食品のバリューチェーン構築を中心に多角的な経営を行っている。

■合弁会社概要
社名:Com monwealth KOKUBU Logistics
所在地:シンガポール
事業内容:低温食品物流事業(保管・配送・納品)
事業移管日:2018年12月1日
出資比率:コモンウェルスキャピル70%、国分グループ本社30%
売上高:2928万7000シンガポールドル(2017年12月期、24億3000万円)