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国分、サムスンと中国合弁会社設立、物流の中核担う

2016年6月23日 (木)

国際国分グループ本社(東京都中央区)は23日、韓国サムスングループの食品事業子会社・サムスンウェルストーリー、中国の政府系投資会社傘下で農業専門の上海銀龍農業と3社間で合弁会社を設立し、中国で給食・外食事業者向けの食材卸事業を行うと発表した。

海外事業の「基幹」事業化を掲げる国分では、中国事業を柱の一つとして関連5社を展開。今回はこれに加え、日本の高度な食品物流ノウハウと中国で蓄積した低温物流の経験を活かし、合弁会社の物流部門で中心的な役割を担う。

サムスンウェルストーリーは韓国内外で食ビジネスを展開し、銀龍農業は1993年から農産物栽培、加工を開始して2015年に中国のトップ10野菜ブランドに選定された。これらのブランド、展開エリア、商品に強みを持つ中韓2社と連携し、商品供給、物流の効率化・高度化を図ることで国分グループの海外事業展開を加速させる。

合弁会社「上海ウェルストーリー・フード」は中国でサムスンウェルストーリー傘下の食堂運営会社、愛宝健エボガンへの食材供給をベースとして、中国・外資系企業の給食、外食へ事業を拡張していく。出資比率はサムスンウェルストーリーが70%、国分グループ本社17.5%、銀龍農産12.5%。7月に設立し、9月から事業を開始する。