ゼロ、来年1月から輸送料金の値上げ表明

ロジスティクスゼロは13日、来年1月1日の輸送依頼分から料金の値上げを行うと発表した。

これまでグループ会社の再編による地域ブロック化を進め、コスト管理や輸送効率化に取り組んできたが、ドライバー不足や沈金の上昇、採用コストの増加などが「経営を圧迫する大きな要因」になっているとして、値上げに踏み切る。

11月に発表した7−9月期の業績によると、車両輸送と中古車輸出を合わせた同社の主力セグメント・自動車関連事業は、増収を確保したもののドライバー不足に伴う労務費や採用コストの上昇、燃料費の高騰、増車や老朽化対策による車両費の増加といったコストアップ要因などによって利益が半減。自動車関連以外の一般貨物事業も3割以上の減益となるなど、収益性の向上が課題となっていた。

さらに、2019年10月からの消費増税を前に、自動車の購入が増える駆け込み需要を見込んで輸送力の増強にも取り組む必要があることから、値上げ方針の発表に踏み切ったものとみられる。値上げ幅は公表していない。