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年17万本の電池使用量削減

佐川急便、航空保冷コンテナの電力を充電式に

2019年1月11日 (金)

環境・CSR佐川急便は11日、航空機に搭載する航空保冷コンテナの電力方式を3月からニッケル水素電池パックに変更する、と発表した。廃棄によって資源の有効活用が難しいマンガン乾電池から切り替えるもので、航空フォワーダーでは初めての取り組み。

▲航空保冷コンテナ

航空保冷コンテナは、航空機内で保冷能力を維持するための冷却ファンの動力にマンガン乾電池を使用しているが、使用後は廃棄が必要になることから、動力に充電式電池パックを使用することで廃棄を抑制し、年間17万本(23トン)の電池使用量を削減する。

切り替え後のバッテリーはパナソニック製のニッケル水素電池で、「冷凍」設定時は11時間の連続使用が可能。充電には専用の充電器を使用し、10時間の充電時間で使用できる。これまで複数の乾電池を交換していた作業が1個の充電式電池パック交換に変わることになるため、作業効率が向上する効果も見込む。